落葉の物語

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百日紅。

気をつけていると、百日紅はあちこちに見られる。街路樹にも多い。
同じピンクでも濃いのも薄いのも、どの色もきれい。
祖母のお墓にも植えてある。もう亡くなった知人の家の庭にもあったけ。
猿も登るのに滑るから「さるすべり」と言うのだと聞いたけど、さすがに「猿滑り」とは書かない。
花の名前は、見たり聞いたりするだけで心が和む。

何年か前、『百日紅の咲かない夏』という三浦哲郎さんの小説を読んだ。
幸せ薄い姉弟の話なのに、悲しいより美しかった。
ずっと同じトーンの静かな悲しさが鳴っているようだった。
もしかしたら嬉しいことより悲しいほうが美しいのではないか。
嬉しいことは消えてしまうけど、悲しみはなかなか消えない。
だから自分に寄り添ってくれるのは、悲しみのほうなんだろう。

20日ぶりくらいに気温が30℃を下回った。
夏がいく。私の苦手な季節。
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by julie9352 | 2013-08-27 00:05 | ひとりごと | Comments(0)

いつか土に帰る日まで。


by くり