いつか土に帰る日まで。

by くり

原点

中学2年生のとき、かつみ(タイガースのトッポ)のファンになった。
周りにかつみファンがいた訳でもないのに、それどころか世の中ジュリーー!の時代、
あんな暗い人のどこがいいの?とさえ言われた。
なのに、なぜか突然一人で好きになった。
もうタイガースを脱退し、マリファナ事件も起こした後だった。

初めて「コンサート」に行ったのは、かつみのコンサート。サンケイホールだった。
チケットをどうやって買うかも知らなかった。
周りにかつみファンはいなかったので、一人で調べ買いに行き、
コンサートも一人で出かけた。
ファンクラブへ入ると会報が届くようになったけど、母に「あんな事件を起こす人」と怒られ
辞めるように言われた。そこでファンクラブのお姉さんに手紙を書いた。
個人名で送ってください、とお願いしたのだ。

ライブハウスに行きたかったけど、中学生の身。
兄も姉も年上のいとこも近くにいなかったので、夜出かけられなかった。
ライブのある日の夕方、ライブハウスに電話をかけたことがある。
かつみと電話で話すことができた。ライブ前リハに入る時間帯を考えてかけたのだった。
家からそんな電話をかけられないので、公衆電話から。

六本木に当時あった「加橋かつみファンクラブ」も一人で見に行った。
生まれてはじめての六本木。右も左も分からない、住所を頼りに。
小さな中庭のあるマンションだった。その中庭で『花の首飾り』を歌って帰って来た。

突然好きになる、誰にも相談せず一人で行動する、
褒められたことではないけど親に嘘をつく、
知恵を絞り、情熱を傾け、好きなことには努力する。

かつみに出会わなければ、私はただの人形だったとおもう。
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by julie9352 | 2015-07-06 23:29 | ひとりごと | Comments(0)