人気ブログランキング | 話題のタグを見る

邦題『金色の髪の少女』 70年代のアメリカのヒット曲

洋楽に疎い私だけど、この曲はすーっと入ってきて、心の中に住み着いた感じがする。
時々、無性に聴きたくなる。なんとも言えない哀愁があるのだ。
いい曲はたくさんあるけど、哀愁の感じられる曲は少ない。
元気のないとき、この曲を聴いても決して元気にならないけど、聴きたい。
間違っても『ロッキーのテーマ』なんて聴かない。
この曲は、寄り添ってくれるような気がする。すぐ近くではなく見えるところで。

1,2,3,4(ワン トゥー スリー フォー)で曲が始まるのではなく、
終わるとき1,2,3,4(ワン トゥー スリー フォー)と言うのがとても好きだ。

力強くないヴォーカルもいいし、ギターもコーラスもドラムの入り方もみんな好き。
若い頃、一生一緒にいてくれる曲に出会えて幸せ。
# by julie9352 | 2012-10-30 23:34 | 音楽 | Comments(0)

まとも。

まともって、漢字で書くと、真面。
ふだん話言葉では、まともな人ならとか、まともじゃないと使われるけど、
漢字であまり書くことはない。

うちの母は、真面な人だ。
それはいいけど、まともでない人や、まともでない行動を許容することができない。
そのくらいのことで、そんなに非難しなくたっていいじゃない、と娘の私は思う。
思うだけで、時々は反論するけど、ふだんは聞き流す。
聞き流すのは簡単ではなく、苦痛だ。
だけど母の意見に異を唱えた後のことを考えると、その苦痛のほうがいい。

病院の付き添いや買い物や散歩のお供、日常生活の料理や掃除は
働けば済むことだからいいけど、母の『真面』に向き合うことが一番つらい。
つらいと言うよりは、できるだけ回避している。

長年、真面に向き合ってこなかったので、私は真面な人間ではない。
だから生き延びられたのだと思う。
真面な人間の母は病気ばかりしている。
神経は身体以上に擦り減る。

いい年してぐれる訳にもいかないから、マトモくらいにはやっていこう。
# by julie9352 | 2012-10-21 23:18 | ひとりごと | Comments(0)

ゆるやかな坂。

お父さんと歩くときも、お母さんと一緒のときも、その男の子は穏やかな顔をしている。
何か話しながら、坂を上ったり降りたりしているのを見かける。
一見して障がいのある子と分かり、足も不自由のようだけど、親子の様子はゆったりだ。
こういう時間を持てるまでに、葛藤がたくさんあったにしても、今の歩く姿に
頑張れとか、ご両親は大変だろうという言葉は似合わない。

坂は直線にすると急だけど、その坂は半円を描くような道でゆるやかだ。

この先も坂は続く。たぶん、ずっと。
だけど、ゆるやか坂なら上っていけるよね。

そして最後は、ゆるやかに降りていきたい。
# by julie9352 | 2012-10-17 23:08 | ひとりごと | Comments(0)

好きな曲は、どれも10代20代で聴いたり、歌ったりした曲ばかりだけど、
この曲に出会ったのは、おばさんになってから。

おばさんだからこそ切ない。

ふだんの私の世界にはない特別な曲で、聴くときまって心の中に風が流れる。
ちょっと冷たい心地のよい風に包まれる。

時々ここへ来て休みたい。でも、ずっとは居られない。

私は中途半端な人間だから、こんなふうに愛されたり憎まれたりはしないだろう。
それは、たぶんいいことなんだろう。凡人だもの。

♪ぼくの言葉が足りないのなら ムネをナイフでさいて えぐり出してもいい

君の迷いと言い訳ぐらい ほんとはぼくだって 気づいてたのさ

いつかまた あんなふうに誰かを憎むのかな だとしたら もっともっと
だきしめて トゲのように心にささればいい あなたに ずっとずっと残ればいい

いまさら何も言わないけれど 君の言葉は全部 ウソでいいんだろう

こんなことばかりくりかえしてたら ぼくの涙はいつか 月にとどくだろう

ぼくはまた あんなふうに誰かを愛せるのかな
その時は きっときっと かぐわしい 風のように時が流れればいい
いつまでも ずっとずっと 続けばいい♪

ほんと ずっと 続けばいい
# by julie9352 | 2012-10-08 21:27 | 音楽 | Comments(0)

そういえば1年前くらい、好きな曲のことを書こうと思ったのに、たった2曲で止まっている。

第3弾は、好きと素直にいうより、妙に気になる曲。オックスのスワンの涙

野口ひでとさんの眠いような、退廃的な目で歌う、粘りつくような貼りつくような歌い方が
他のグループサウンズのヴォーカルと違っていて、上手だなと思ったものだった。

私は高いところが苦手で、歩道橋もできれば渡りたくない。
だけど地上を歩くと、ひどく遠回りになるときは、仕方なく渡るけど、
そんなとき、なぜか『スワンの涙』を口ずさんでいる。
疲れているなら早く寝ればいいのに、なぜかダラダラと起きていたい気分のときも。

不思議。

♪きみのすてきなブラックコート ふたりで歩く坂道に こぼれるような鐘の音
誰も知らない ふたりの午後は 港の見える教会の 小さなお庭でお話ししましょう♪

誰も知らない二人の午後なのに、お話だけなんてもったいないなぁ

 
# by julie9352 | 2012-09-27 00:13 | 音楽 | Comments(0)

いつか土に帰る日まで。

by くり