2012年 10月 30日
好きな曲 ⑤ Sister Golden Hair
洋楽に疎い私だけど、この曲はすーっと入ってきて、心の中に住み着いた感じがする。
時々、無性に聴きたくなる。なんとも言えない哀愁があるのだ。
いい曲はたくさんあるけど、哀愁の感じられる曲は少ない。
元気のないとき、この曲を聴いても決して元気にならないけど、聴きたい。
間違っても『ロッキーのテーマ』なんて聴かない。
この曲は、寄り添ってくれるような気がする。すぐ近くではなく見えるところで。
1,2,3,4(ワン トゥー スリー フォー)で曲が始まるのではなく、
終わるとき1,2,3,4(ワン トゥー スリー フォー)と言うのがとても好きだ。
力強くないヴォーカルもいいし、ギターもコーラスもドラムの入り方もみんな好き。
若い頃、一生一緒にいてくれる曲に出会えて幸せ。
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by julie9352
| 2012-10-30 23:34
| 音楽
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2012年 10月 21日
まとも。
ふだん話言葉では、まともな人ならとか、まともじゃないと使われるけど、
漢字であまり書くことはない。
うちの母は、真面な人だ。
それはいいけど、まともでない人や、まともでない行動を許容することができない。
そのくらいのことで、そんなに非難しなくたっていいじゃない、と娘の私は思う。
思うだけで、時々は反論するけど、ふだんは聞き流す。
聞き流すのは簡単ではなく、苦痛だ。
だけど母の意見に異を唱えた後のことを考えると、その苦痛のほうがいい。
病院の付き添いや買い物や散歩のお供、日常生活の料理や掃除は
働けば済むことだからいいけど、母の『真面』に向き合うことが一番つらい。
つらいと言うよりは、できるだけ回避している。
長年、真面に向き合ってこなかったので、私は真面な人間ではない。
だから生き延びられたのだと思う。
真面な人間の母は病気ばかりしている。
神経は身体以上に擦り減る。
いい年してぐれる訳にもいかないから、マトモくらいにはやっていこう。
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by julie9352
| 2012-10-21 23:18
| ひとりごと
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2012年 10月 17日
ゆるやかな坂。
何か話しながら、坂を上ったり降りたりしているのを見かける。
一見して障がいのある子と分かり、足も不自由のようだけど、親子の様子はゆったりだ。
こういう時間を持てるまでに、葛藤がたくさんあったにしても、今の歩く姿に
頑張れとか、ご両親は大変だろうという言葉は似合わない。
坂は直線にすると急だけど、その坂は半円を描くような道でゆるやかだ。
この先も坂は続く。たぶん、ずっと。
だけど、ゆるやか坂なら上っていけるよね。
そして最後は、ゆるやかに降りていきたい。
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by julie9352
| 2012-10-17 23:08
| ひとりごと
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2012年 10月 08日
好きな曲 ④ 月とナイフ
この曲に出会ったのは、おばさんになってから。
おばさんだからこそ切ない。
ふだんの私の世界にはない特別な曲で、聴くときまって心の中に風が流れる。
ちょっと冷たい心地のよい風に包まれる。
時々ここへ来て休みたい。でも、ずっとは居られない。
私は中途半端な人間だから、こんなふうに愛されたり憎まれたりはしないだろう。
それは、たぶんいいことなんだろう。凡人だもの。
♪ぼくの言葉が足りないのなら ムネをナイフでさいて えぐり出してもいい
君の迷いと言い訳ぐらい ほんとはぼくだって 気づいてたのさ
いつかまた あんなふうに誰かを憎むのかな だとしたら もっともっと
だきしめて トゲのように心にささればいい あなたに ずっとずっと残ればいい
いまさら何も言わないけれど 君の言葉は全部 ウソでいいんだろう
こんなことばかりくりかえしてたら ぼくの涙はいつか 月にとどくだろう
ぼくはまた あんなふうに誰かを愛せるのかな
その時は きっときっと かぐわしい 風のように時が流れればいい
いつまでも ずっとずっと 続けばいい♪
ほんと ずっと 続けばいい
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by julie9352
| 2012-10-08 21:27
| 音楽
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2012年 09月 27日
好きな曲 ③ スワンの涙
第3弾は、好きと素直にいうより、妙に気になる曲。オックスのスワンの涙
野口ひでとさんの眠いような、退廃的な目で歌う、粘りつくような貼りつくような歌い方が
他のグループサウンズのヴォーカルと違っていて、上手だなと思ったものだった。
私は高いところが苦手で、歩道橋もできれば渡りたくない。
だけど地上を歩くと、ひどく遠回りになるときは、仕方なく渡るけど、
そんなとき、なぜか『スワンの涙』を口ずさんでいる。
疲れているなら早く寝ればいいのに、なぜかダラダラと起きていたい気分のときも。
不思議。
♪きみのすてきなブラックコート ふたりで歩く坂道に こぼれるような鐘の音
誰も知らない ふたりの午後は 港の見える教会の 小さなお庭でお話ししましょう♪
誰も知らない二人の午後なのに、お話だけなんてもったいないなぁ
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by julie9352
| 2012-09-27 00:13
| 音楽
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